
miiboの管理画面が2025年5月に全面リニューアルされ、より直感的で使いやすいインターフェースに生まれ変わりました。これまで「機能が多すぎて分かりにくい」という課題を抱えていたユーザーの声に応え、初心者でも迷わずに会話型AIを構築できる環境を実現しています。新しい管理画面はβ版として提供され、右上の「新しい画面を試す」ボタンからいつでも新旧の画面を切り替えることができます。
今回のリニューアルでは、左メニューの機能別再構成、プロンプト編集画面の刷新、複数あった導線の統一という3つの主要な改善を実施しました。これらの変更により、miiboが持つ豊富な機能を最初から最大限に活用できるようになりました。特に初めてmiiboを使う方にとって、会話型AIの構築がこれまでよりもずっとシンプルで分かりやすくなっています。
UIリニューアルが解決する課題
miiboは多機能な会話型AI構築プラットフォームとして、様々な業界で活用されてきました。しかし、その豊富な機能が逆に新規ユーザーにとってハードルとなっていたのも事実です。「どの機能から始めればよいかわからない」「設定項目が多すぎて全体像が把握できない」といった声が多く寄せられていました。
これらの課題は、機能の配置が論理的でなかったことや、同じ目的地への複数の経路が存在していたことが原因でした。例えば、「会話の設定 / AIによる応答の設定」と「エージェントの設定 / AIによる応答の設定」のように、同じ設定画面に行くための異なる経路が存在し、ユーザーを混乱させていました。また、関連する設定が異なる画面に分散していたため、設定間の整合性を保つことが困難でした。
今回のリニューアルは、これらの根本的な問題を解決し、誰もが直感的に操作できる管理画面を目指して実施されました。
3つの主要な改善点
左メニューの機能別再構成で見通しが向上
新しい左メニューは、会話内容に影響する機能ごとに論理的に整理されました。この再構成により、必要な機能にすぐにアクセスできるようになっています。
メニューは次のような階層構造になりました。基本的な機能は「エージェント / プロンプト」に集約され、初心者の方はここから始めることができます。慣れてきたユーザー向けの高度な機能は「エージェント / スキル」にまとめられ、段階的に機能を習得できる構成になっています。「エージェント / 詳細設定」にはその他の高度な設定項目が配置され、上級者のニーズにも対応しています。
「ナレッジ」と「シナリオ」は独立したメニューとして配置され、これらの重要機能へのアクセスが格段に向上しました。会話内容以外の設定は「エージェントの設定」にまとめられ、管理がシンプルになっています。
プロンプト編集画面の刷新で全体像を一目で把握
モデル選択やプロンプト編集画面が大幅に改善され、会話内容に影響するすべての設定項目を1ページで確認・編集できるようになりました。これまで別々の画面で行っていた設定作業が、統合された画面で効率的に行えます。
新しいプロンプト編集画面では、ステート、固定応答、ナレッジデータストアなどの設定を右側のパネルで直接編集できます。説明文も簡潔になり、各機能の役割が理解しやすくなりました。相互に関連する設定を一画面で確認できるため、設定間の整合性を保ちながら会話型AIを設計できます。
この改善により、プロンプトの調整と他の設定の連携が視覚的に理解しやすくなり、より効果的な会話型AIの構築が可能になりました。
導線の統一で操作の一貫性が向上
複数存在していた同じ目的地への経路を整理し、導線を統一しました。この変更により、操作の一貫性が大幅に向上し、学習コストが削減されています。
統一された導線により、機能の全体像が理解しやすくなりました。どの画面からでも目的の設定に迷わずたどり着けるようになり、特に複数のエージェントを管理しているユーザーにとって大きな効率化につながっています。重複していた機能へのアクセスポイントが整理され、シンプルで分かりやすい構造になりました。
新UIで実現する効率的な会話型AI構築
初心者でも迷わないエージェント作成フロー
新UIでは、エージェント作成の流れが格段に直感的になりました。カスタマーサポート用AIを作成する場合を例に見てみましょう。
まず「エージェント / プロンプト」で基本的な応答スタイルを設定します。次に、同じ画面の右側パネルで「ステート」を設定し、顧客情報の記録方法を定義できます。最後に「ナレッジ」メニューから直接アクセスして製品情報をアップロードすれば、基本的な設定は完了です。
これまでは複数の画面を行き来する必要がありましたが、新UIでは関連機能が近くに配置され、作業の流れがスムーズになっています。初心者の方でも、論理的な流れに沿って設定を進めることができます。
高度な機能の組み合わせもシンプルに
複数の機能を組み合わせた高度なエージェントの構築も、新UIではよりシンプルになりました。シナリオ会話とナレッジデータストアを組み合わせる場合も、左メニューの明確な分類により必要な機能にすぐアクセスできます。
各機能の設定画面で関連設定も同時に確認できるため、設定間の整合性を保ちやすくなっています。統一された導線により、設定間の行き来もスムーズで、複雑な設定でも混乱することなく一貫性のある会話型AIを構築できます。
β版の利用方法と今後の展開
新旧画面の切り替えは自由自在
新管理画面はβ版として提供されており、管理画面右上に表示される「新しい画面を試す」ボタンから簡単にアクセスできます。新UIで操作を行った後、元に戻したい場合は左下の「お試しをやめる」をクリックするだけで、いつでも旧画面に戻ることができます。
この柔軟な切り替え機能により、自分のペースで新UIに慣れることができます。すべての設定内容はそのまま引き継がれるため、UIの切り替えによってデータが失われる心配はありません。
継続的な改善と今後のロードマップ
今回のUIリニューアルは、miiboの継続的な改善の第一歩にすぎません。今後も複数のエージェントの支払いをまとめる「ワークスペース化」や、チャット画面の改善など、ユーザーからのフィードバックに基づく機能強化が予定されています。
β版の期間中に収集されたフィードバックを基に、さらなる改善を加えた後、すべてのユーザーが新UIを利用できるよう段階的に移行を進めていく予定です。
よくあるご質問
Q
新UIに切り替えると、これまでの設定内容は失われますか?
すべての設定内容は完全に引き継がれます。UIの変更は見た目と操作性の改善が目的であり、既存の設定やデータには一切影響しません。エージェントの設定、ナレッジデータ、シナリオ、会話履歴など、すべてのデータがそのまま新UIでも利用できます。
Q
新UIを試した後、元の画面に戻せますか?
いつでも自由に切り替えが可能です。新UIを試している最中でも、左下の「お試しをやめる」ボタンをクリックするだけで、即座に旧画面に戻ることができます。切り替えは何度でも行えるため、自分のペースで新UIに慣れることができます。
Q
旧UIで慣れ親しんだ機能が見つかりません。どこにありますか?
すべての機能は新UIにも存在しますが、配置が変更されています。主な機能の新しい場所は、基本機能が「エージェント / プロンプト」に、高度な機能が「エージェント / スキル」に、その他の設定が「エージェント / 詳細設定」に移動しています。左メニューの構成が論理的に整理されたため、機能の種類から探すことで見つけやすくなっています。
Q
新UIで問題が発生した場合、どうすればよいですか?
まず左下の「お試しをやめる」から旧UIに戻してください。その後、問題の詳細をフィードバック機能から報告していただけると、改善の参考になります。緊急の作業がある場合は、旧UIで作業を継続し、後日改めて新UIをお試しください。
miiboの最新情報を知る
miiboの管理画面リニューアルは、「誰でも簡単に会話型AIを作れる」というビジョンを実現する重要なステップです。左メニューの機能別再構成、プロンプト編集画面の刷新、導線の統一という3つの改善により、初心者から上級者まで、すべてのユーザーがより効率的に会話型AIを構築できるようになりました。今すぐ「新しい画面を試す」ボタンをクリックして、生まれ変わったmiiboの使い心地を体験してください。皆様のフィードバックが、miiboをさらに使いやすいプラットフォームへと進化させる原動力となります。